いわゆる早産でUちゃんは産ませました。
産まれたのではなく、産ませた。
とても危険な状態だったので。
29週だったかな。
人というよりは動物って感じでした。
点滴も何本も繋がれた状態で保育器に入れられ、肺も発達しておらず呼吸機をずっとつけたまま。
腕の太さも私の親指の太さ変わらないんじゃないかって感じ。
他に入院していた子たちも似たような状況か、何かしら観察すべき事がある子たちばかり。
双子ちゃんもきましたが、3日で退院しましたよ。
双子ってやはり1人よりは何かと検査とかしないといけないと初めて知りました。
中にはもうかなり大きいのに管だらけの子もいました。
内臓が身体に収まっていない子もいました。
我が子は可愛いし心配だからなるべく毎日、たとえ5分でもいいから会いに行ってましたが、正直気が滅入るので行くのは好きでなかった。
それでも重い足を運んで早く元気になってと願ってた。
NICUはそんな場所だった。
異常であることが正常だった。
右耳が聞こえてないかもという話を聞いたのは比較的大きくなりもう直ぐ退院だねという話が出てからでした。
そういや中学の時に、こっちの耳聞こえないからとどっちかから話しかける時はいつも聞き直してる人がいたなと思い出しました。
日本は片耳が聞こえてれば障害とは言えないみたいだけど、彼を思い出すとどう考えても生き難いよなと思う。
まぁでも全く聞こえないわけでなく、左耳は正常だしと思うように過ごしてました。
検査をして、再検査をして、また検査して。
退院してからも検査して。
阪大に専門の先生がいると聞いて紹介状書いてもらって受診したり。
赤ちゃん相手だから眠らせて検査するんだけど、寝てるからちゃんとした結果が得られない場合もあるんだよね。
今までずっとアウト。
そして今日、また阪大病院でちゃんとした検査を受けてきました。
半日がかり。
結果ですが、右耳は正常な範囲で聴こえるとのことでした。
安堵で一瞬泣きそうになりましたよ。
まず、ずっと抱っこしててくれた妻さんにありがとう。
最近腰が痛いといってるのに何も出来なくてごめん。
そして小児医療に従事している皆さんもありがとう。
大人と違って子どもは自分の症状を説明できない分医療関係者としてはなかなかやり難いと思います。
心配して下さった友人や家族もありがとう。
みんなの想いがきっと届いたんだと思います。
来週で1歳になるけど、素直に喜んであげれそうでホントよかった。
ちなみに、また半年後に検査はあります。
こればかりはしばらく観察していかないといけないみたいで…。
でも、きっと半年後も正常だと信じてる。
これからも健やかに育ってくれよ!
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