映画「となりのトトロ」、スタジオジブリの代表作でもあり数年に1回は放送される人気映画です。
今夜また放送があるとのことなので前から気になっていた狭山事件をペースにしている映画ではないかという都市伝説について少し調べてみました。
目次
となりのトトロ基礎知識
「となりのトトロ」は1988年にスタジオジブリが発表した長編アニメ映画です。
昭和30年代の日本を舞台にしたジブリらしいファンタジー映画になっています。
物語としてはサツキ/メイ姉妹と森に住む不思議な生き物「トトロ」との交流?を描いた心温まるストーリーとなっています。
狭山事件の基礎知識
1963年5月1日、埼玉狭山市で発生した強盗強姦殺人事件。
当時16歳だった少女が行方不明になったのち脅迫状が送られてくるが、数日後無残な遺体が発見されたというなんとも恐ろしい事件です。
トトロと狭山事件の共通点
場所が同じ
トトロの舞台は映画の中でははっきりと言われていませんが、ヒントになるのはお母さんが入院している「七国山病院」です。
モデルとなっているのは狭山丘陵にあった「八国山病院」とされています。
一方狭山事件は名前の通り狭山市で起きた事件です。
近いですね。
そのほかに「トトロ」という名前は「所沢」から由来しているという説もあり、また草壁一家のいる「松郷」という場所は、所沢市に実在する場所から名前が取られていると言われています。
狭山市と所沢市は隣同士ですし、県単位で考えると怪しいですね。
母親がいない
トトロではお母さんは七国山病院に入院しているので劇中ほとんど出てくることがありません。
狭山事件の被害者の母親はすでに他界しております。
また、今回の都市伝説とは別ですが、実は家族は皆死んでいて、1人残されたお父さんが自分の理想とする生活を綴った小説が「となりのトトロ」なのではないかという説があります。
どちらにも共通する点としては母親が不在の家庭であったということです。
監督の思い入れ
サツキ、メイという名前はどちらも5月を連想する名前です。
そして狭山事件は5月に起きた事件です。
偶然ですかね。
何か特別な思いがあったような気がしたりしませんか?
少女たちが目にしたもの
トトロでは姉妹が猫バスとトトロに出会う物語になってますが、ここも実はポイント。
狭山事件後、行方不明の妹を探していた姉が「猫のお化けを見た」や「でかい狸にあった」という証言をしているという話があります。
猫のお化けは猫バスで、でかい狸はトトロのことだろうか。
一致すると言えば一致しますね。
今更だけど否定してみる
ここまでこんなに共通点が!トトロ怖い!な感じできていますが、実は全て根も葉もない噂に色が付いたような話です。
事件被害者のお姉さんの証言なんか別の事件のものですからね。
どっかでこんがらがって狭山事件のものと勘違いして噂になったのでしょうね。
実際お姉さんは自宅待機していたという記録があります。
関連性もジブリは否定していますし。
見る側がこうみたいという願望のようなものが都市伝説を作り上げたのかなと私は考えています。
まとめ
ネットでは色々言われてるけど、トトロそのものはなんの怖い話でもないです。
普通に姉が妹想い、妹は母を想い、母は子どもを想うハートウォーミングな話ですよ。(パパのことも忘れてないよ!)
カンタのツンデレっぷりをニヤニヤしながら見る映画ですよ。
仮に関連性があったとしても、それは宮崎駿監督の頭の中にしかないので、他人がどうこう決めつける事ではない。
ただ、こういう都市伝説があるというのは個人的に面白いので好きです。
自分の考えを一方的に押し付ける人は嫌いですけどね☆
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