土用の丑の日にはウナギ食べますよね。
私もウナギが大好きです。
スタミナつくし、おいしいし、いいことづくし。
そんなウナギ、実は毒をもっていると知っていましたか?
もしかして食べ方間違えると死んでしまうのか・・・。
こんな不安を残していると土用の丑の日が迎えられないので今のうちに解決しちゃいましょう!
ウナギとは?
ウナギと一言で言っていますが、実はウナギ目にはたくさんの魚が分類されています。
ウナギ以外にはアナゴ、ウツボ、ハモが代表的なウナギ目の魚になります。
よくよく考えると、みんな見た目が似てますね。
そして実は多くのウナギ目の魚は夜行性なのです。
昼間は物陰や砂の中に身を隠し、夜になると餌を探し行動をします。
ほとんどのウナギ目の魚は肉食でほかの魚や小さなカニやエビを食べるのですが、一部チンアナゴのようにプランクトンを待ち構える種もいます。
どんな毒をもってる?
ウナギ目の毒はフグと一緒で血液にあります。
「イクチオヘモトキシン」というたんぱく質の毒です。
そんな毒入りの血を大量にがぶ飲みするとこんな感じの症状が起きます。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚の発疹
- チアノーゼ
- 無気力症
- 不整脈
- 衰弱
- 感覚異常
- 麻痺
- 呼吸困難
- 死亡
大量っていくらって?
単純計算してみると60kgの人は1L分のウナギの血を飲まないと致死量にはならないです。
結構な量ですね。
でも、これは致死量なんで頑張って200mlぐらいのんだら下痢ぐらいは起こすのでしょうね。
そもそもそんな量のウナギの血液を入手できるのかというところが謎ですが。
ウナギの解毒方法!
ウナギの毒、先ほども書きましたが実はたんぱく質でできています。
このたんぱく質の場合60度で5分間加熱すると毒性を失います。
つまり、普段食べているうな丼などに乗っているウナギはすでに十分に熱せされているので毒はないのです!
やった!安心!
ということで普段食べている蒲焼きはまったく毒を気にする必要はありません。
調理人は大丈夫?
私たちが口に入れるウナギは大丈夫ですが、調理してくださる人たちはどうなのでしょう。
魚なので、さばく途中に多少なりとも血がでますよね。
ウナギの毒、実は触れただけで炎症を起こすほど強力なものなのです。
口に入ればひりひりするし、目に入れば異物感が数日残るし、傷口に入れば炎症を起こす程の力があります。
そして、万が一飲んでしまったら・・・危ないですね。
そう思うと素人はまず手を出さないほうがよさそうです。
そしてそんな危険を冒してくださっている調理人にはホント感謝です!
いつもありがとう!!!(いつも?)
まとめ
ウナギには結構強力な毒があることがわかりましたね。
釣りに行って運よく捕まえたとしても、リリースするほうが身のためかもしれないですね。
やはりウナギはちゃんとしたお店でおいしくいただくのが一番でしょう。
2018年は7月20日が土用の丑の日ですね!
今年もウナギ食べるぞ!