仏暦の話を先日 タイ語翻訳の注意点 について書いた時に触れましたが、よくよく調べると仏暦にも2種類あったのでその違いについて書きたいと思います。
基本知識
まず、仏暦とは。仏暦はタイをはじめラオス、カンボジア、ミャンマー、スリランカなどの国で使われている暦です。
仏教国なので当然かもしれませんね。西暦はキリスト教の暦ですしね。
西暦はキリストの生年に合わせているのですが、仏暦は釈迦の没した年に合わせています。
2種類の仏暦
タイ・カンボジア・ラオスの仏暦
タイ・カンボジア・ラオスで使われている仏暦は釈迦が没した翌年を元年としています。
西暦でいうと、紀元前543年。
ミャンマー・スリランカの仏暦
ミャンマー・スリランカで使われている仏暦は釈迦が没した年を元年としています。
西暦でいうと、紀元前544年。
仏暦と西暦の違い
もうお気づきかと思いますが、仏暦は紀元前にスタートしています。
西暦よりちょっと年上です。
西暦が主流(といっていいのかわからないけど)な世の中ですが、計算する際は"西暦+543(or 544)年"すれば仏暦がわかります。
仏暦は釈迦の"死亡"したとされるタイミングを起点にしているのに対し、西暦はキリストの"誕生"を起点にしています。
これは宗教観の違いからくるのでしょうかね。
仏暦の表記
"紀元前"といった表現がありますが、現在の年と区別するために表記します。
例えば今年なら"AD2017"で紀元前2017年なら"2017BC"です。
仏暦も同じように行動しないための表記があります。
それは"BE(Buddhist Era)"です。
使い方はADと一緒で、"BE2017"というように書きます。
ちなみに、BCが後ろにきているのは間違いではないですよ。
まとめ
いかがだってでしょうか。
仏暦の正体について少しわかりましたか?
計算方法もわかったことだし、これを肴に仏教徒の方と朝まで呑んだくれるのもいいかもですね!笑
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