私は少し怒っています。
何故かというと、仕事でタイ語を扱うのですが、タイ語が難しすぎて仕事がはかどらない!
現在機械系のマニュアルを翻訳しています。
日本語からタイ語や英語からタイ語の翻訳。
タイ語って本当に難しいのですよ。
ということで、今の段階でわかっているタイ語の翻訳で注意すべき事をメモ代わりに書いていきたいと思います。
忘れないうちに!
フォントを確認
まずちゃんとタイ語のフォントになっているか確認が必要!ぼぉっとしてるとTahomaになってたり、ArialになってたりでPDFにしたら泣きたくなります。
タイ語は声調記号という記号がタイ語の文字の周りにつくのですが、フォントが間違っているとこれが崩れてどっかに移動したり浮いてしまったりで大変。
作業前にはまずフォントをチェックしましょう。
まったく表示されないフォントなら気がつくのが早いのですが、中途半端に表示された日には…。
改行位置を確認
タイ語は日本語と同じで言葉と言葉の間にスペースを入れません。
お!親しみやすい!とか思った人いますか?
出直した方がいいです。
スペースがないということは切れ目がわからないんですよ!
どこで改行したらいいのかわからない!
ということで会社の上司に2時間程タイ語講座をされました…。
例に出されたのが"น้ำร้อน"という言葉。
これは"お湯"という言葉です。
なのですが、実は熟語なんです。
解説しましょう。
"น้ำร้อน"="น้ำ"+"ร้อน"=水+熱い=お湯
お湯という言葉はこういった感じでできています。
別に改行しても続けて読めば意味わかるんじゃね?と思ったあなた、その考えは不正解です。
私も最初はそう思っていたのですが、この説明を聞いてスッキリしました。
例えば"請"という漢字があったとしましょう。
これを"言"と"青"で分けてしまうと別の言葉になってしまい、文章もおそらく意味がわからなくなりますよね?
タイ語を中途半端な場所で適当に改行することはこれと同じらしいです。
うん、納得(私は)。
ということで今はタイ人にマニュアルをレビューしてもらっているのですが、真っ赤っかになって帰ってくるので本当大変…。
行間を確認
先ほどの"お湯"の例文を見もらうとわかると思いますが、文字の上ににょろにょろした記号がついているのがわかりますか?
"น้ำร้อน"
英語とか辞書で文字の発音記号を見慣れているひとからしたら違和感が少ないかもしれませんが、これらは声調記号といいます。
英語の辞書でみかけるものとはちょっと違いますよね。
そう、タイ語には声調記号も文字の一つのように覚えないといけません。
あるかないかで全然違う言葉になります。
文字の上に声調記号がバンバンのってくるので、このブログのような行間だと下手したら下の行の声調文字が上の行の文字と重なってしまいます。
すると声調記号が見えなくなったりして、その言葉が別の言葉に見えて、文章の意味が通じません。
うん、厄介。
タイ語の文章を書く際は行間もきをつけないといけません。
暦を確認
タイでは仏暦が使われています。
西暦ではなく仏暦です。
西暦+543年です。
間違いかなという年が出てきたら、計算してみてください。
仏暦かもしれないです。
西暦2017年は仏暦2560年末という事になります。
日本だと馴染みが薄いですが、仏教徒の方ならわかるのかな?
まとめ
今のところ出会った注意事項はこれぐらいです。
私がタイ語の翻訳している時の辛い気持ち、通じますでしょうか?
なんとなくもっと注意すべき点が増えそうなので、新たな(敵)問題に出会ったら随時更新していきます!
同じような悩みのある人に届くといいな。
コメント
[…] 仏暦の話を先日 タイ語翻訳の注意点 について書いた時に触れましたが、よくよく調べると仏暦にも2種類あったのでその違いについて書きたいと思います。 […]
[…] 先日 タイ語の翻訳には注意が必要 という内容の記事を書いてましたが、改行位置についてもう少しわかりやすい例を思いついたのでメモしておきます。 […]
[…] ここしばらくタイ語の神秘というか難しさについて色々書いています。翻訳する時に注意すべきことや、タイ語は改行位置が変わると意味が変わる言語だということや、日本語でも似た […]