「あしもと」という言葉をみてどのような漢字を思い浮かべますか?
「足元」と「足下」が一般的ですかね。
では、この2つはどのように使い分けますか?
正直よくわからないですよね。
本日マニュアルの校正をしていたら表記がゆれていて「足元」と「足下」と2種類の書き方があることを知りました。
恥ずかしながら考えてことすらなかった違い。
マニュアルを直すにしろ、執筆者を納得させないといけないので、忘れないためにもまとめたことをメモしておきます。
「あしもと」の意味
足下 -> 足の下。足もと。立っている足の下。
足元 -> 立ったり歩いたりしている足が地についている所。また,そのあたり。
範囲としてこれらの言葉を見ると、"足下<足元"という風になるのですかね。
「足下」より「足元」の方が広範囲な書き方です。
「あしもと」の表記
意味から考えて漢字を選ぶのもいいですが、考えるのも大変ですよね。
このような使い分けをするのでは?といったところをいくつか記載します。
- 暗いので足元に注意してください。
- 足元が軽い。
- 足元を見る。
- 足下に粘つきを感じた。
- 足下の泥をはね上げる。
あれ、なんかだんだん一緒に見えてきた・・・。
ちなみに、日本新聞協会の新聞用語集では「足元」で統一しています。
大は小をかねる的な考えですかね。
実際はどうなんでしょうね。
間違った「あしもと」
そんな「あしもと」も明らかに間違った使われ方をしていることがあります。
1.足元をすくわれる
これは間違いですね。
正解は「足をすくわれる」。
でも、最近はこの間違った方がよく使われているみたいですね。
正しくつかった方が良いですが、これも一種の言葉の進化なのでしょうね。
2.お足元にご注意下さい
これも間違いですね。
二重敬語になっています。
「足元にご注意ください」か「お足元に注意ください」と書きましょう。
3.御御足
これは実は正解です。
二重敬語ではないです。
皇族に使われている言葉で「その人の足」という意味の言葉です。
「おみあし」と読みます。
まとめ
なんとなく「あしもと」の使い方わかりましたか?
- 「あしもと」は「足元」で新聞社は統一している
- 「足下」は足の直下のところ
- 「足元」は足の下、またその周りの範囲
普段は変換なんかほとんど考えず使っていました。
今後はどのような変換をするかもうちょっと考えないといけないですね。
でも、こちらの リアvsリヤ と比べると、はっきりと違いがあってわかりやすいですね。
言葉って本当難しいです・・・笑
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